外国人スタッフの受け入れにあたり作業、労働環境の見直しを!

今回は作業環境の見直し、受け入れ環境の整備についてです。
食品事業者は、昔から在籍の職人さんや、勤務経験の長いパート従業員の方が作業の責任者を担当されておられる事が多いです。作業も手作業、経験からくる勘、職場独自の常識、決められた作業手順、レシピも存在しない場合が有ります。現場では、見て覚える!だいたいこんな感じ!等、決まり事が形として存在し無い事があり、新人の作業の習得に時間が掛かります。この作業習得に関しては、昨今の日本人を採用した場合にも同じ問題となります。

外国人採用には、加えて言葉の壁があります。
仕事に関する考えの違い、さらに衛生に関しての考えの違い、国ごと慣習の違い等、作業習得以前に、まず多くの違いを理解しなければなりません。例えば、それまでの勘を文字におこし、文章や、数字に置き換える、さらに画像、動画にて手順をわかりやすく説明する。味覚の、甘い、辛い、塩辛い等味覚の感覚も違います。(基本生ものは食べません)
職場での日本語もなるべく標準語に近い発音で話す。(標準語で日本語を習っており、方言を理解できない)
互いに違いを理解しながら、長く一緒に働くとなれば、様々な職場の改革は必要となる事でしょう。

自分が変わらなければ、相手は変わりません。
同時に法律に添った労働環境の整備も必要です。(母国にて日本の労働法は勉強しています)
受け入れにあたっての労働環境の整備は、外国人労働者の採用の為のみならず、今後の日本人スタッフの採用にも必要となると思います。技能実習生導入を機に、労働法に向き合い社内の改革に着手してみる事も大切かも知れません。